椿屋四重奏
椿屋四重奏
中田裕二(なかだ ゆうじ/ヴォーカル、ギター/81年生まれ/写真中)、
永田貴樹(ながた たかしげ/ベース/82年生まれ/写真右)、
小寺良太(こでら りょうた/ドラムス/76年生まれ/写真左)の3人組。
2000年仙台で結成、翌年東京に活動拠点を移す。
幾度のメンバーチェンジを経て、一昨年11月に現ラインナップに。
自主制作で2枚の音源を発表(いずれも2,000枚以上を売り上げ完売)後、
2003年8月27日1st Mini Album『椿屋四重奏』でデビュー。
アルバム全体にみなぎる初期衝動と鋭角的なサウンド、そして艶やかに非日常を歌う世界観が巷で話題を集め、 その名を一躍全国に轟かす。その後、膨大な数のイベント出演や全国ツアーを経験し彼ら特有の熱をさらに上昇・加速させ、 そして前作より約半年のインターバルを経て完成した1st Full Album『深紅なる肖像』を2004年4月21日発表、 いよいよメインストリームへ踊り出る。
深紅なる肖像




収録曲
01. ぬけがら
02. 終列車
03. 成れの果て
04. 硝子玉
05. 春雨よ
06. 道づれ
07. 空中分解
08. 小春日和
09. 一刹那
10. 嵐が丘
[UKDZ-0034]
\2,205(税込)
DAIZAWA RECORDS
2004.04.21 out

椿屋四重奏『深紅なる肖像』 全てのロック幻想を受けとめるファーストアルバム、ここに完成。
椿屋四重奏、1stアルバムが完成しました。その名も『深紅なる肖像』。
今作唯一にして最大のテーマ、それは“全てのロック幻想を受けとめる”。
デビュー作『椿屋四重奏』(昨年8/27発売)がそのアルバム全体にみなぎる初期衝動と鋭角的なサウンド、 そして何より彼ら特有の[華]と[毒]に満ちた世界観が、先鋭的なロック・ユーザーの間で発売後またたく間に 爆発的な話題と非常に高い評価を集め、こうして椿屋四重奏はまず最初の一太刀を切っ先鋭く世間に突き刺す事が出来ました。
その後、めまぐるしく変わる周囲の状況や日増しにうなぎ登りに上がる世間からの期待、 膨大な数のイベント出演や自身初の全国ツアー等、動き始めた運命の歯車の中、彼らの音楽性もより本質的部分へ、 より核心へと近付いて行き、そして前作より約半年のインターバルを経て完成した今作では遂に一つの命題に辿り着きました。
それが先述の“全てのロック幻想を受けとめる”という事。言い換えれば、百人が百様に思い描くロックの姿を すべて抱きとめようという決意。すなわち「ロックを背負う覚悟を決めた」という事です。
00年代に入りますます音楽シーンの細分化が加速する中で、なお我々が欲して止まないもの、それは 「たくさんの人を巻き込む大きな流れ」「大観衆を一瞬の内に非日常へといざなう夢」── それこそが音楽本来の力に他なりません。そしてそれこそが椿屋四重奏の目指す究極の姿なのです。
“全てのロック幻想を受けとめる” ──そのためにすべてを引き受けすべてを乗り越える決意と覚悟でのぞんだのが 今作『深紅なる肖像』です。タイトルを象徴するかの様な、偽りなきまっすぐな眼差しと、ど真ん中の音を鳴らす椿屋流 「王道ロック」。椿屋四重奏は本作を持っていよいよメインストリームへ踊り出ます。
椿屋四重奏




収録曲
01. 群青
02. 舌足らず
03. 導火線
04. かたはらに
05. 波紋
06. 風の何処へ

[UKDZ-0029]
\1,680(税込)
DAIZAWA RECORDS
2003.08.27 out

なんて背筋のまっすぐな、若者らしいロックだろう、と思う。
修練をすべき思春期を経て、いよいよ世に打って出ようとする20代前半の若きミュージシャンにしか出せ得ない熱、 探究心、冒険心──現在の椿屋四重奏の魅力をコンパクトに伝えるこの全6曲は、“初期”特有の輝きに満ちた、 可能性の塊みたいなもの。
少年的なスィートさよりも青年期の色気が滲む歌声の持ち主である中田を中心に、勝手知ったる旧友・永田、 元メロディオンズの年長者・小寺らによって編み出されるシャープなアンサンブルは、 こちらの予想を心地よく裏切りながら、椿屋四重奏ならではの風景をダイナミックに模索していく。
全楽曲を手掛ける中田は、安穏とした日常を切り裂き自分ならではの表現を探究しようという熱意に満ちた歌詞を、 どこか人懐っこさを感じさせるメロディーにのせ、様々な筆のタッチを試すがごとき想像力・ 創造力に溢れるギターを鳴らしながら、自らの心証風景を豊かに綴っていく。
彼らの、ジャンルの呪縛を振払ったバックボーンの透けなさ具合は、初期ドアーズの持つある種の “わけのわからなさ”にどこか通じるようにも思うし、彼らのサウンドに漂うそこはかとないグリッター感、 自由詩のようなプログレッシヴ感は、凡庸に安住すまいという決意が現れた結果のように思う。
そう、これはあくまでも結果。この作品からも十二分に伺える現在の彼ららしさは、より高い目的に到達するために、 若者独特の探究心・熱意を燃やした結果にすぎないのではないか!?
これこそがロック・バンドの“初期”ゆえの魅力と言わずしてなんと言おう!──
今後、剣豪に至るであろう若武者の、最初の一振りの切っ先鋭さをまずはライヴやこの作品で吟味していただきつつ、 彼らとの対話などから可能性のベクトルを解きあかしていただければ幸いだ。(フミ・ヤマウチ)
椿屋四重奏 公式ホームページ 歌謡割烹椿亭 :/tsubakiya/