二人の出会いとは

 増子さん、二位との50歳の対談ということで、お忙しい時間を割いて頂きありがとうございます!

   まず最初に、お二人が初めて出会った時のエピソードを聞かせて下さい。

増子:出会いは下北の屋根裏だね。

二位:そう、屋根裏。おれが屋根裏の店長になる寸前かな~。でも出会う前からバンド名は知ってい

   たんだよね。怒髪天が北海道に居るってことは知っていて。それがいよいよ東京に来るって言

   う噂をちょっと聞いて。だけど、あまり詳しくは知らなくて。それが突然現れたんですよ。

増子:あの当時、俺らがライブできる箱はデモテープを持って行って出して下さいと言うか、オー

   ディションかな。テープオーディションだよね。カセットテープの。それを持って行って、良

   いねと言われたのが、吉祥寺の曼荼羅と下北の屋根裏だけだったから。

二位:色んな所にデモテープ持って行ったの?

増子:いや、持って行かないよ。自分が出たいなと思ったところだけ。屋根裏はやっぱりね。下北と

   言えば屋根裏だったし。

二位:そうか~。屋根裏はだいぶ前から名前があったからね。

増子:本当にすごく良くしてくれたよ。数少ない理解者の一人というか、良いって言ってくれたんだ

   よね。それに同い年だしさ。

二位:うん。いいもなにも会うたび爆笑だったから (笑)

増子:もう、めちゃくちゃだったから (笑)

二位:それがいいな~、面白いなって思って。

 

 

柴山俊之 (SONHOUSE)との出会い

二位:そう言えばSOS (※屋根裏系列のフリーペーパー)ってあったじゃん?

増子:あ~! そうそうそう!あれね。

二位それで俺が怒髪天をインタビューしたいってことで、居酒屋に行ってさ。そこで出てきた最初

   の話が柴山さんと揉めた話になったから、これは困った、どうしよう、何て書けばいいんだろ

   うと思って (笑)。俺は九州出身でさ、当時柴山さん知り合いじゃないけど、すでに九州の伝説

   の人だったし。

増子詳しくは俺の自伝でってことで (笑)。でも、そこから凄く仲良くなって。かわいがってもらってさ。

二位:今年69歳だからね。

増子:今回のアルバムに1曲書いてもらったんだよね。

二位:へ~、詞を書いてもらったの?

増子:いや、作詞作曲だよ。

二位:曲も!? それは凄い。嬉しいね!

増子:そう。4年前くらいかな、急に電話が来て「曲を

   作ったら多すぎて。怒髪天にピッタリのができたか

   ら」てっ言われて。 「マジですか? くれるんですか?」って聞いてさ。俺からは頼んでいな

   いよ (笑) そしたら 「やるよ。ピッタリだから」って言われて。

二位:へ~。

増子:嬉しくてさ。じゃあデータで送って下さいって伝えたらMDで来たけどね (笑)

二位: (笑)

増子:それからアレンジしたんだけど、なかなかアルバムに入れるタイミングが難しくて。やっと今

   回のアルバムにピッタリハマった。すごくいいのができたからね。

二位:お~! いいね!

増子:いつかデュエットしたいね。カッコいいよ! この時代に、世界中でもこの手の音楽をできる

   のは俺らしかいないから。

二位:うん! 来年70歳の柴山さんに何かしないとね。

増子:柴山さんはね。本当に縁って面白い。結局、良くも悪くも縁があった人たちって、こうやって

   ずっとまた繋がってるから。

二位:そうだね。

増子:結局、あの頃に会った人たちなんだよな~。一番深く付き合っているのって。

二位:その後に途中で会った人たちよりもね。

増子:もともと箸にも棒にも引っ掛からない時からの付き合いでしょ。だから俺らと付き合ってもメ

   リットなかったんだよね。逆にみっともないでしょ。そこで付き合ってた人って本当に損得で

   はないからね。バンドよりもこいつ面白いなっていう繋がりで今に至るから。

二位:そう言えばそうだね~。その後どうなるとか、お金になるとか出世なんて思って付き合ってな

   いからね。

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