2000.4.25
Queのステージに、これでもかというくらいに所狭しと置かれたヴィブラフォンにマリンバ、パーカッションなどの楽器群。そして登場したのは、かつての “人間椅子”を彷彿とさせるフードを被ったねずみ男スタイルで裸足といういでたちの、MONG HANGのメンバー。そこへドレッド・ヘアのボーカルがエネルギッシュに飛び出してくる。サウンドは、ラップからロックまでのミクスチャー・テイストで、なかなかの手錬れ集団とみた。音数の多さが、迫力となって襲いかかるステージングだった。そしてお待ちかね、DIXIE TANTAS ! メンバーがステージに登場すると、後はアニキを待つだけ。みんなのコールでアニキが姿を現わすと、場内も興奮で沸く。メンバー全員が揃いでキメたつなぎに、DIXIE TANTASの文字が光る。ジェームス・ブラウンばりのシャウトとギター・カッティング、そしてホーンが絶妙なバランスで鳴らされる。、新曲も披露しつつ、観客を虜にしてしまう漲るパワー、そしてセクシーさ。まさにニュー・ソウル&ニュー・ステップ! ひたすら盛り上がった後、ラストはgulab jamunが登場。サックスもフィーチャーし、彼らもファンキーさではDIXIEにだって負けない。ベーシストが、流れるようなベース・ラインを奏で、リズム・セクションの充実さを見せつける。観客と一体感を求めるがごとく、煽り、音をぶつけてくるその姿勢も彼らの十分なやる気を伺わせた。"if I grow up #1" DIXIE TANTAS/MONG HANG/gulab jamun
(撮影/DIXIE TANTAS:矢嶋泰子、gulab jamun:CHIHO、文/松屋恭子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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