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Live Report ライブレポート 2000

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2000.4.30
"HIGHLINE RECORDS NIGHT vol.4"
Syrup16g/wagon/HEAD GOOD T V/ヤング100V


HEAD GOOD TV

HEAD GOOD TV
ハイライン・レコーズのイチオシのバンドを集めたこのイベント、入り口ではハイライン特製のテープが配付されて、気合いが入ってるなぁという感じ。まず最初のステージはHEAD GOOD TV。私はHEAD GOODが大好きで、昔から何度もライヴを観ているのだけど、彼らはライヴごとに大きく成長しているバンドだと思う。レディオヘッドを思わせるサウンドに、ヴォーカルのタケウチくんの何もかも包み込んでくれそうな優しい歌声が心地よい。次はヤング100V。知る人ぞ知る、ex.某Pの迫君がやっているバンド。なぜか「どんべい」を持って、酔いどれサラリーマンみたいな格好で現われたヴォーカルの茶谷さん。新しいドラムのCHAKOさんに衣装を貸しあげたからだそう。ステージには一見オブジェかと思える、8枚のレコード・ジャケットをpadにしたシンセドラムがあって、APHEXのリチャードが集中的に叩かれていたのが個人的にもの凄く気になった。そしてSyrup16g。名前からすると、とても甘いバンドなのかな、と思うでしょう? ところがものすごくせつなくて酸っぱいんです。音も押さえぎみな演奏なのに、心に響いてきて震えを感じてしまう。不思議な表現かもしれないけれど、その震えの中には、真っ暗な闇がヒヤリと首筋を触っていったような感触までが含まれている。ラストを飾るのはwagon。ドラムの小野寺さんが裸なのはお馴染み。二見さんと前島さんのツイン・ヴォーカルでwagonならではの美しいサウンドを作り上げている。私は「TUNING」というギターのチューニングの合間に演奏された曲がお気に入り。最後に「ストレート」でみんなノックアウトされて、ハイライン・ナイトは盛り上がったテンションを下げることなく大成功のうちに終了しました。
(撮影/道古昭義、文/寺岡春香)
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