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Live Report ライブレポート 2000

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2000.10.1
"6VOLT ELECTRIQue JOIN 21st CENTURY ~bizarre love triangle~"
サニーデイ・サービス/JOEY/新井仁(northern bright)


JOEY

サニーデイ・サービス

サニーデイ・サービス

サニーデイ・サービス+新井仁
"bizarre love triangle"と題しての3daysは、さまざまなバンドで大活躍のキーボーディスト、高野君を盛り上げよう!という主旨で企画されたのだが、いざ始まってみるとソールド・アウトの壮大なイヴェントに! 3日間のラストを飾るこの日のトップ・バッターは、JOEY。元ハッピーズでの盟友、西君をベースに従えて、4人編成でのステージングを披露。重厚ながらキレのよい骨太なサウンドはJOEYの真骨頂。最後のインプロではかけていたグラサンを落とすほどの激しいリアクションで、観ている私たちを最初から酔わせてくれた。そして続くはサニーデイの面々。もはや懐かしくも感じる「東京」や「青春狂想曲」、「素敵じゃないか」などで、頭から観客のハートをぐっと掴み、「高野勲祭2000へようこそ!」と曽我部君がアナウンス。そして幼稚園でのライヴ(ライヴ盤として発売されます)の愉快な話を交えて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカヴァーや大瀧詠一の「びんぼう」のカヴァー、それにバスクリンCM曲の「テーマ」なども披露。最新作の『LOVE ALBUM』からは「夜のメロディ」や、激しいロック・ナンバーといえばこれ、の「ここで逢いましょう」、そして「NOW」などを一挙に演奏し、大いに盛り上げてくれた。さすがサニーデイという感じの、余裕ありありのライヴ展開。アンコールは新井君を迎えて、ティーンエイジ・ファンクラブ(TFC)のカヴァー曲を一緒に演奏。新作を出したばかりのTFCの日本盤に、推薦文を書いたほどのTFCファンであるふたりは「ザ・コンセプト」と「エヴリシング・フローズ」等をプレイし、ステージから消えるがまたもやアンコール。「恋におちたら」、そして「真赤な太陽」を歌おうとするも曽我部君が歌詞を忘れて、思い出すまでサポートの細野君がMCで間をもたす。JOEYを迎えて「WILD WILD PARTY」を共に歌い、これが最後かと思いきや、もう一度声援に答えて登場。3人のアカペラで「コーヒーと恋愛」を。なんて美しく楽しい夜。愛と笑いに溢れた、大満足の全3時間半だった。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
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