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Live Report ライブレポート 2001

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2001.1.25
"ゴーグルエースpresents「ピチガイ・ナイトショー」vol.1"
ゴーグルエース/THE NEATBEATS/GYOGUN REND'S


THE NEATBEATS

ゴーグルエース

GYOGUN REND'S
黒の細身のスーツにネクタイを締め、髪型はリーゼントでバッチリ。1曲終わる毎に一礼。まさにロックンロール・エチケットをきっちり守ったマージービート・バンド、THE NEAT BEATS。コーラス・ワークもうまく、4人のコンビネーションもGOOD。その上で人を惹き付けるコミカルな話術を展開するリーダー。ジェームス・ブラウンやバディ・ホリー等、機関銃のように繰り出されるロックンロール・チューンに、もはやノックアウト。クラシカルなマナーに新鮮さを覚えながら、あっという間の全10曲で、バトンタッチ。ついで出てきた4人組は、動きのフォーメーションもぴたっとキメて、冒頭からエンターティナーぶりを発揮する。その名もゴーグルエース。キッチュなグラサンにポージング、等々、カラフルなステージングに目が離せなくなる。サウンドは、エキゾな中にサーフ・ミュージックあり、、60'S風味ありと、少しレトロな雰囲気を漂わせながらも爆走。インストなどで見せるギターのテクニックなどもお見事。この演奏技術に裏打ちされてこそ、笑いのエッセンスが活きるのだと、ライヴを観ていてしみじみ実感。途中、MCでポール・マッカートニーの言葉、「いつでも、ただ何か人と違うことをしたかっただけなんだ」を引用し、「俺もそうなんだー」と面白おかしく説明しているところが、逆に彼らの純粋さを表わしているようだった。このゴーグルエースが主催するイヴェント第一弾を締め括るラストは。ご存じGYOGUN REND'S。彼らはステージに現われ、その音を鳴らすだけでいい。それだけで、彼らだとわかる存在感をすでに放っている。オープニングからすぐに場内を揺らし、熱くさせ、一気に駆け抜けていく。その疾走感がとても小気味良い。ひたすらにクールなスタンスを保ちながら、、あまりにもホットなステージング。アンコールまであっという間の出来事。のように思えた。いろんなサウンドに彩られ、冬の夜が更けていったのだった。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
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