CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2001

« Back


2001.3.14
"blue blue blue"
hal/pate/ATAMI17/岸田繁/ZAZEN BOYS


pate

ATAMI17

岸田繁

hal+ZAZEN BOYS
hal本人が初めて企画したという記念すべきイヴェント第一弾。halに縁の深いアーティストたちが集まった。CHICAGO BASSのGENTAと共にハードな60'sのエッジを効かせ、ヒップホップの要素も織り交ぜたサウンドを聴かせてくれたのはpate。3ピースのクールネスを体現してくれた後は、チャラ等に楽曲を提供している渡辺善太郎のソロ・ユニット、ATAMIが登場。biceをゲスト・ヴォーカルに迎え、ふたりで紡ぐアコースティック・サウンドは柔らかいムードに彩られていた。ほんわかした雰囲気が少し変化し、フラッシュが激しくなったのはくるりの岸田繁がステージに現われた時。アルバム『TEAM ROCK』も大好調で、人気はまさにうなぎ登り。ソロでのライヴ・アクトもその勢いは衰えるはずもなく、淡々と語りながら、しかしギター1本で曲を熱く弾き語るその姿に、会場全体が自然にひきこまれていた。halはベースに上田ケンジ、キーボードに上田禎、ドラムにコジコジ、ギターにbenzoの平泉をいう豪華メンバーを迎えての布陣。キュートなルックスに相まったコケットなヴォーカル。17歳でデビューして早5年というから、時の早さに驚かされる。「もう青い鳥は飛ばない」や「オートバイ」など、ポップながら、アップテンポからバラードまでさまざまな表情を見せてくれた。スペシャル・ゲストはZAZEN BOYS。謎めいたバンド名にちょっとドキドキしていると、ノイジーなギター・サウンドに激しくヒップホップのライムが叫ばれ始めた。歌っているのはNUMBER GIRLの向井、そして演奏は54-71。圧倒的な迫力に押され気味でいると、halの新作にも1曲提供し共演したということで納得。halも再び登場し、その曲を披露してくれた。ひとつのカラーでは括れない、多彩な色合いに満ちた興味深い内容に観客もきっと満足したことだろう。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.