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Live Report ライブレポート 2001

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2001.4.13
"CAPSULE No.4"
my way my love/ギターベイダー/PELICAN KING/ALIEN NOIZY TOURIST


ギターベイダー

PELICAN KING

ALIEN NOIZY TOURIST

my way my love
my way my loveが主催するこのイベント。入り口で、オモチャ入りのカプセルをくれるというオマケが、個人的にはかなり嬉しい。まずは、近々発売されるMIXアルバムからのSEで、ギターベイダーが登場。同性としては思わず羨望してしまう、捻くれたかっこ良いギターを鳴らす女の子ギターリストは、その声もまたとてもキュート。独特な跳ねるようなベースは、スリルを感じさせつつ、気分良くこちらを乗せ、ふんだんな遊び心を感じさせる、予測不能なメロディ展開に、最後の1曲まで、ワクワク、ドキドキさせられ通しだった。久しぶり観て、かっこ良さの増大ぶりに驚かされたのは、 PELICAN KING。音なのか、メロディなのか、メンバーの発する‘何か’なのか…正体はわからないけれど、ライブ中ずっと、肌と胸の奥をざわざわした。うねるような音圧に圧倒されながらも、それに気押されないずっしりとしたメロディの確かさを、強く感じた。続く、ALIEN NOIZY TOURISTは、息つく暇を与えずに、ガリガリ、ギリギリとした攻撃的な曲の連続。唖然とさせられるライブパフォーマンスは、途中、Tシャツを脱ぎ捨てるほどで、ラストの曲で、発狂とも思えるような最高潮に達した。主催者というより、一観客としてイベントを楽しんだという、my way my loveがラストを飾る。閉塞感の漂う雰囲気あり、 想像力を越えた音色あり、狂気を感じる暴走あり。とにかく、彼らのステージは、何度観ても、耳と胸に強烈な衝撃を与える。ナイーブなメロディを奏でていたかと思えば、暴発するようなギターとベースの爆音。クールな佇まいから一変、激しく暴れ回るキレ具合。病みつきになる快感をばらまく、ノイジーでクレジーなステージは、時間の経過を忘れさせたため、あっけなく終わってしまったように思えた。終わってからふと思えば、今日のバンドは全て、ノイジー・スリーピース・ギターバンドだったのだが、それぞれのベクトルの個性的かつ決定的な差異が、観てる側を厭きさせない、良いイベントだった。
(撮影/鈴木恵、文/松田聖子)
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