2001.6.2
5月19日にリリースしたニュー・アルバム『Daylight』の中からの曲を中心に行われたこの日のライヴは、アルバム1曲目にしてタイトル・チューンでもある「daylight」で始まった。メンバーはgにex.SHADY DOLLSの高木克。bにex.DOG FIGHTの根本健一。dsに三浦智津子。両サイドの骨太な面々とセンター・ラインの女性ふたりの対比が絶妙なPOP感を醸し出していた。サポート・メンバーというよりはパーマネントなバンドのようだ。そしてguestで、nino trincaの奇才(笑)キーボーディスト・上田禎登場。ライヴは序盤、ニュー・アルバムからの楽曲がクールな中にも微かな熱を発散させながら軽快に続く。中盤、keyが入りエレアコをアコギに持ち替えた篠原と上田ふたりのセッションへ。彼女の低いトーンのヴォーカルとアコギと鍵盤の絡みは背筋がゾクッとする程絶品だった。終盤は全員によるフォーク、ブルース、カントリー、ロックンロール等、さまざまな“篠原りか”が僕の傍らに置かれていく。そして歌詞が頭に入って来る。彼女の世界観の端っこにちょっと触れた気になった。それは、他の誰でもない自分自身であるためにいろんなことを受け入れるぞっていう彼女の生き様のようなもんだ。「ああ、篠原さんは身も心もインディペンデントな場所にいるなぁ」と。アンコール・ラストはアコギ1本「生活のうた」で締め括る。21世紀のアーバン・カウガール! カッコイイッす!"RiKA SHiNOHARA Live Circuit 2001~Live in 「Daylight」~" 篠原りか [高木克(g/ex.SHADY DOLLS)/根本健一(b/ex.DOG FIGHT)/三浦智津子(dr)] guest>上田禎 (撮影/八代めぐみ、文/高橋尚人) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||