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Live Report ライブレポート 2001

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2001.7.6
"第11回北沢音楽祭~GO-5 LIVE PACK~"
ステンレス/サンプリングサン/noodles


サンプリングサン

ステンレス

noodles
北沢音楽祭、もう第11回になるという。様々な文化がこの「下北沢」という小さな街にギュッと詰められているが、やはり何と言っても「音楽の街」であろう。ライブハウス5店鋪共通で、前売りチケット購入者には抽選で「下北沢のライブハウス1年間フリーパス」が当たったとのこと.......何とも羨ましい話だ。 さてここ下北沢Que、やや押し気味でのスタート。トップバッターはサンプリングサン。東京では何回かライブをやってきたが下北沢は初めてだというツインボーカルの京都バンド。ポップなのに音が熱い、何だか優しいのにどこかしら攻撃的、このひねくれ加減はまさに京都バンドならでは!何よりもメロディーがいい。一度聴いたら覚えるような、そして帰りにはつい口ずさんでしまうような美しく印象的な曲をいっぱい持っている。「クラムボン」での鍵盤の旋律にQueを突き抜けて空へと広がるような伸びやかなボーカルがやたらと美しく、やたらと心地よかった。いつもより長めの演奏でもあったので、この下北沢になかなか十分な挨拶が出来たのではないだろうか。お次はステンレス。大阪バンドだかもう東京でもすっかりお馴染みである。ボーカルギターを除いたメンバー3人がお揃いで北沢音楽祭Tシャツを着て登場、よりボーカルを引き立たせているのが非常におもしろかった。このバンドも本当に気持ちいい。ボーカルギターの大谷(弟)のライブハウスを包み込むような声と人を和ませる笑顔は初めて見る人にも好印象的だろう。七夕にちなんで歌った「同じ月を眺めて」、そして終盤の「Laugh」、「コロラドボウイ」は本当に素晴らしかった。東京のライブハウスの中でもQueでのステンレスはキラキラしてる。メンバーの表情もよければお客さんも何だか幸せそうな顔をしてる、まさにライブの理想の形ではないだろうか。そしてラストはnoodles。このバンドは本当に魅力的であると改めて思った。男の目から見てはモチロンのこと、女から見てもいいなと思えるような女の子バンドというのは実際少ない。時にはかわいかったり時にはかっこよかったりするボーカルのYOKOの持つ女くさい魅力にしばし圧倒された。真っ赤な照明が4人を非常にかっこよく非常にセクシーにさせていたのが印象的。アンコールでは客席に「何が聴きたい?」と問いかけ、返って来た答えに「ヤダ。」と笑う。まったく、ズルいくらい本当にかわいい。そして「OH OH」で見ている者全員を満足にさせて北沢音楽祭は締められた。ライブ後の下北沢はちょっぴりジメジメして暑かったが1人1人の表情は実にカラッとしていた。第12回北沢音楽祭はまたどんなバンドが熱い夜にしてくれるのだろうかと思うと楽しみでしょうがない。
(撮影、文/うらん)
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