|
2001.7.25
ソールドアウトの会場は、外と変わらぬ汗ばむほどの熱気。意表を突いたこの対決は、まさにQueならでは!と言いたくなる。まずは噂沸騰中の氣志團が先攻。美学に満ちた強烈なルックス、お客さんも真似して踊るダンス、曲をやっているより長いであろうMCは、誇張ではなく、抱腹絶倒。そのサービス精神には笑いながらも感心してしまう。もちろん、演奏の確かさとドラマチックな楽曲も彼らの武器。ライブというより、エンターテイメントショウを観ているよう気分だった。後攻のTHE JERRY LEE PHANTOMは、演奏が始まると、前列が狂喜乱舞の総モッシュ状態に。研ぎ澄まされた鋭さと火傷しそうな熱を持ったギター・ボーカル。挑発的なベース、エモーショナルなドラム。狂気とクールのギリギリを行くキーボードの音は、時折胸を引っ掻く。ステージとフロアが互いに呼応しながら激しく弾ける彼らのライブは、ライブバンドとしての絶対的な自信と絶大なる気迫を感じさせた。
"RETURN TO NATURAL CLUB Que夏の陣！" THE JERRY LEE PHANTOM vs 氣志團
（撮影／太田望、文／松田聖子） ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||
