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Live Report ライブレポート 2001

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2001.8.1
"RETURN TO NATURAL CLUB Que夏の陣!~POWERLESSPOP vol.3~"
COIL vs cellophane
guest>上田ケンジ


cellophane

COIL

上田ケンジ
COILが主催するこのイベント。「自分が楽しめそうなライブになると思う」とメンバー自ら語るだけあって、とてもオイシイ組み合わせが実現した。一番手は、ゲストの上田ケンジ氏。シニカルなMCで場を笑わせつつも、曲が始まればその歌に会場全体が包みこまれる。たった4曲には、物足りなさを感じてしまったが、メロディの良さと強力なサポート陣の鳴らす素敵な音達は、その短い時間に関わらず、しっかり胸に残った。二番手はcellophane。ほんとうに久し振りに観た彼らのステージからは、変化を恐れず進むバンド特有の強さが伝わってきた。サポートミュージシャンのエレクトリックな音も、バンド内に新たな科学反応を起こしているようだ。インストでの複雑に絡み合うメロディとサウンドは斬新で、ラストの曲ではそれぞれの音同士がぶつかりあう火花が見えそうな激しさだった。そして、最後COIL。今日が彼らのライブ初体験の私は、聞きかじりの情報でなんとなくイメージを描いていたのだが馴染みやすくどこか愛嬌のある曲と、がっちりとしたシンプルかつロックな迫力のある音は、直に観てみると良い意味で裏切られた愉しい驚きがあった。メンバーの人柄のせいもあってか、気の置けない者同士のような打ち解けた雰囲気の中、アンコールまで大いに盛り上がった。
(撮影/中村真弓、文/松田聖子)
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