2001.8.15
懐かしい感じ。とはいえノスタルジアと呼ぶにはリアルで、でもどこか夢のような。ワルツやタンゴやシャンソンや、いろんな要素を昇華した800ランプのそんな音世界。そしてオグラさんはいつも、私達をここではないどこかへ、いざなってくれる希有な歌うたい。1曲目の「オー・シャンゼリゼ」は、そんな異空間の世界の幕開けだ。この日はさらにうれしいスペシャルなゲストがふたり。トモくんとモリくんが「800ランプ!」とステージ上で何度も叫ぶと、オグラさんは感極まっての涙。最初からなんだかほっこりと心が温かくなる。フィンガー5の「上級生」で大いに盛り上がってから、改めて800ランプのオンステージ。「ワインを飲み過ぎたんだよねー」と言いながら、「あれは何だ?」や「パッソルと向日葵」、「耳のうしろに人柄あり」、「陽気なプリン」などを聴かせてくれる。途中、ひとりトモくんのステージと、「イギリスから来ました」と笑わせまくりのモリくんが、ポテトチップス時代の曲なども披露しつつのライヴを挟み込み一層盛り上がる。終始温かいムードながら「蒸発&ランデヴー」そして「ジェルソミーナ」と迫力ある楽曲では800ランプたる堂々とした貫禄を見せつけていた。アンコールは「詩人誕生」。トモくんやモリくんも参加で面白さが加わり、客席だけでなくステージの本人達も爆笑。「夢見る夢子」で締め括られたライヴは本当に楽しく居心地のいい空間だった。このイヴェントの次回は10/16。こちらも楽しみ。"下北ユア・ソング vol.1" 800ランプ guest>TOMOVSKY/森くん
(撮影/八代めぐみ、文/松屋恭子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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