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Live Report ライブレポート 2001

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2001.9.17
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
POLYSICS vs GO!GO!7188


POLYSICS

GO!GO!7188
最初からワクワクドキドキ状態。それもそのはずのこのメンツ。人気者の2組が織りなすステージを、今か今かと待ちわびるのは当然のこと。ニュー・ウェーヴ・オブ・ニューウェーヴ、というバンド・ムーブメントの中心にあって、エキセントリックに登場し、個性を発揮してきたPOLYSICSは今や堂々たる貫禄さえ見せつける。メンバー・チェンジ以前、ここQueで観た彼らのライヴ。突飛なパフォーマンスに圧倒的なキャラクターでステージに釘付けになったことが、懐かしく思い出される。今、目の前に立つ4人の、自信に満ちたステージングに改めてほれぼれした。お揃いのグリーンのジャケットに身を包んだクールな外見で、ある種の様式美も組み込みつつ、それでいてがっちりまとまったバンド・サウンドを奏で、こんなに迫力あるロックを繰り出せるなんて。もしかしたら現在の日本のギター・ヒーローはハヤシかもしれないと、熱く湧き立つ場内を観て思った。その凄まじいエネルギーに対抗すべく登場したのは、ガールズ・パワーが炸裂するGO! GO! 7188。ロリータ的な妖しさが観ているものを虜にするユウのヴォーカル。スリーピース・バンドながらの圧倒的な重低音、そして曲の展開の妙は、彼女らの個性を十二分にアピールしている。曲毎に異なる表情を見せながら、ぐいぐいと私達を引っ張っていくそのアグレッシヴさに、もうノックアウト寸前。ラスト曲の「パンク」では、POLYSICSの勢いよりもさらに上回る力で、観客を興奮させていた。アンコールもなく、汗でビッショリのTシャツ姿の若者が、満足しきって会場を後にする。その光景に小気味よさを覚えた。
(撮影/間弓美奈子、文/松屋恭子)
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