CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2001

« Back


2001.9.18
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
"sweet phonic 16" 上田ケンジ/GOING UNDER GROUND/ザ・カスタネッツ


上田ケンジ

GOING UNDER GROUND

ザ・カスタネッツ
ソロ・ミュージシャンでもあり、プロデューサーでもあり、バンドマンでもある多才な上田ケンジ氏が主催するこのイベントは、間違いなく現在のQueには欠かすことのできないイベントのひとつ。ソールドアウトした会場をからかうかのように、いつにない毒舌MCを挟みつつマイペースに進行していく上田ケンジ氏のステージ。耳触りの良いメロディと、それを取り巻くそつのない音達に浸りながら、ゆったりとした気分で楽しんだ。しばらく振りに観たGOING UNDER GROUND。最良の武器である甘酸っぱい歌詞と飲み込み易いメロディ、ドラマティックな曲展開は不動のままに、勢いと一体感がバンドの内にも外にも漲っているように感じ、以前にもまして、快く楽しめる要素に富んでいた。待望の1年9ヶ月ぶりのライブとあって、ザ・カスタネッツがステージに姿を現しただけで黄色い声が上がる。始まりの数曲は、演奏の危うさや照れからくると思われるぎこちなさが感じられたものの、徐々にライブの感触を取り戻し始めると、空白と沈黙にも失われることがなかった‘あいかわらずな’彼らの音楽の魔法が輝きだし、胸が熱くなった。ラストの「モノクローム」では、涙を堪えるのに苦心させられ、「これからが楽しみだよ」と素直に思えたライブだった。
(撮影/工藤道絵、文/松田聖子)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.