2001.9.20
エレキギターとドラムという、極めてシンプルなカタチでのワタナベマモル氏のライブ。ストレートな彼のギターの音からは、ロック、ロックンロール、ブルース、パンクなどの音楽達への愛情が色濃く漂い、その歌詞からは、人や生活に対する親愛感が伝わってきた。また、ステージ上から客席がよく見えるように、
照明を明るくしてもらったり、先日アメリカで起こったテロ事件について「戦争反対!」と何度も繰り返し強く言う飾り気のない言動に、そのかっこいい音楽だけではなく、彼の人間的魅力をも楽しんだステージだった。シンプルな音構成のマモル氏の後なだけに、スリーピースの荒削りな音が強く身体に響いてきたニーネ。MCになると、やけに人懐っこい穏やかな雰囲気になったのが、演奏中の熱気と相反していて、意外な気もした。少し不格好に見えてしまうくらい熱を帯びた演奏と、歌に見隠れする懐かしさと優しさが、じわじわと後引くライブだった。"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~" ワタナベマモル vs ニーネ
(撮影/沢里明、文/松田聖子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|
||