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Live Report ライブレポート 2001

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2001.9.22
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
Naoco&The Infections



「待たせたね!」。いつものように明るくNaocoが語りかける。威勢のいい、少し男まさりにも見えるカッティングでギターを鳴らしながら、彼女の声が場内に真っ直ぐ響き渡る。「連休の初日なのに来てくれてありがとう」と率直にお礼の言葉を述べながら、アットホームな雰囲気でライヴは進んでいく。高校生の時に好きだった島村藤村の「草枕」から触発されて作った曲だという「ヒバリ」や、エネルギッシュさを前面に押し出した「Crossroad again」、広大な情景が目に浮かんでくる「GoldenClouds」など、彼女らしい素直な歌に、バンド・サウンドの一体感が合わさって、彼女達だけの世界を作り出している。ロックンロールなナンバーに、ドライヴ感溢れる曲など、余裕と安定感はこのバンドの持ち味。レコーディングも終わって音も完成、マスタリング等の作業を残すのみだというから、ファンには待ち遠しいところ。マイペースで、しかし会場を盛り上げながらのエンディング。アンコールには、キリキリと切実に伝わってくる「from the other side」、「絶望と希望の挾間にいる人へ」と言って演奏された「This is my life」、そして「Believe」の3曲。歌の持つ力に浸った全16曲のワンマン・ライヴだった。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
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