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2001.9.23
ステージに揃って現れた、ふたり。ソファーに座ってまずは乾杯した後、先攻を決めるジャンケンを始め、勝った知久さんから、１曲ずつ交代するという前代未聞の構成のライブが始まった。数曲終わったところで、今度は２曲づつ交互に…相手が演奏している時には、ソファーでくつろぎながら、お客さんと一緒になって楽しんでいるそれぞれの姿がとても微笑ましい。トモさんの番では、知久さんが‘鼻笛’という珍奇な楽器で急遽参加するという場面も。続く‘ふたりコーナー’では、お互いの曲を１曲づつ一緒に演奏し合い、あっという間に第１部が終了。休憩を挟んで、気分も新たな第２部は、ひとりづつステージに登場し、知久さん的世界vsトモさんワールドといった趣き。そして、最後にはまたふたりして、緊張と遊び心たっぷりにそれぞれの曲をやり、「きよしこの夜」「仰げば尊し」という予想不可能ながら心温まったアンコールで、素晴らしく特別な今日のライブを締めくくった。彼らふたりに共通するのは、比類なき声と天性のメロディ。そして、純粋に‘音を楽しみ、楽しませる’ステージではないだろうか。普段はそれぞれに活動しているそんなふたりが、親和し共鳴し合ったこのライブは、他では味わうことができそうもない穏やかで満ち足りた贅沢な気分をライブ後の胸に残した。ライブ前の予感を遥かに上回る、極上で至福の時間を過させてくれた、ふたりとQueに心から拍手をおくりたい。"THE 7 WONDERS OF Que～CLUB Que 7th Anniversary～" TOMOVSKY vs 知久寿焼
（撮影／鈴木恵、文／松田聖子） ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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