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Live Report ライブレポート 2001

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2001.10.10
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
Hicksville vs かせきさいだぁ


かせきさいだぁ

Hicksville
昔から繋がりがある両者は意外にも対バンとしては初だとか。まずは、かせきさいだぁ。1曲目が終わる頃には、ライブを観るまで彼に対して抱いていた「宅録日本語ラップ」という私の安直なイメージは一掃された。エレクトーン、DJ、ギター、そしてかせきさいだぁのボーカルは、互いにぶつかりあったり、ふざけあったりしながら、時には自由気ままに、時には相手の出方を探り合いながら、自分のアレンジを決めて曲が進んでいく。お客さんなど殆どムシして、ひたすら自分が楽しむためにやっているようだが、それが何とも言えないカッコ良さで、音的カテゴリーなんて無意味なロックなステージだった。Hicksvilleは、かせきさいだぁが歌詞を提供した曲から始まった。声とアコギ2本と、サポート鹿島氏のベースという音量としての迫力はそれほどないものの、それぞれの存在感は、手放しで賞賛したくなるほど、素敵だ。特に真城さんの声は、聴いているだけで癒さたような気分になってしまう。ラスト2曲目から木暮氏がエレキに持ち変え、笑いもこぼれるほど壊れ気味のギタープレイをやるも、機材トラブルのため不発に終わってしまったのが残念だったが、最後の曲では会場からの手拍子に合わせ、歌い演奏され彼女達らしい大らかで温かい雰囲気の中、本編は終了。アンコールには、かせきさいだぁも再び登場し、戸惑いながらも楽しいセッションをやってくれた。
(撮影/沢里明、文/松田聖子)
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