CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2001

« Back


2001.10.11
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
ジァイアントステップ vs サード・クラス


ジァイアントステップ

サード・クラス
壮大なSEをバックに颯爽と登場したのはサード・クラス。話題が話題を呼んでいるこのバンド。プログレ的なオープニングで、のっけから彼らの独特な個性を見せつけられる。『新宿ミーティング』というオムニバスCDに収録されてい「かたくなに」、そして「心のでき」などを披露。「今日のサード・クラスの調子は上々です」とg &voの袴田が語り始め、いろいろと説明するのだがそのMCが面白い。そして袴田のみならず、バンドのメンバー全員が個性的。そのキャラの立ち具合といい、楽曲の色とりどりといったバラエティに溢れる感じといい、ひと言では言い表わせない雰囲気がある。シュールな歌詞に、サイケからメロディアスなもの、ポップ感満載の曲まで幅広く網羅、そして武藤新のヴァイオリンがより彼らのサウンドを際立たせる。途中、袴田のギターの弦が切れるというハプニングがあったが、その間、武藤が難なく持ち曲を奏で、観客からリクエストまで募って弾いてみせるという余裕も見せた。ただ者ではない感じがありありだ。その不思議さや奇妙な感じに最初は違和感を覚えても、ライヴを観ているときっとそのまま彼らの世界に引き込まれてしまうはず。なんとも変わった魅力を持ったバンドだと改めて思った。その後、「ラジオスターの悲劇」のSEをバックに現われたのは、人気抜群のジァイアントステップ。スリー・ピース・バンドながらも迫力あるサウンドをかましつつ、片やアイドル的要素も併せ持つ。一心にステージ上の彼らを見つめ拳を上げる女の子達。激しく音をかき鳴らす彼ら。その一体感は、きっと誰にも邪魔することのできないものだろう。新曲を織り交ぜながらビートを効かせた曲を次々と繰り出し、会場にも熱気が溢れていて、彼らの絶好調ぶりがわかるというもの。アンコールを求める拍手にもすぐに答え、「STAR RIDE」などを演奏。溌剌と、すがすがしいステージングで締め括ってくれた
(撮影/大山文香、文/松屋恭子)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.