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2001.10.12
数年前から夢想し、実現すると知った時には狂喜した、この2バンドの対決。先攻は、cruyff in the bedroom。彼らのライブは、ダウナーな曲に浸り沈んでみても、アッパーな曲で暴れ狂っていても、与えてくれる本質的な気持ち良さには変わりがない。どんなタイプの曲であっても、彼らだけが響かせる美しいメロディと濃密な轟音の波は、身体に溜まった違和感を氷解させるような心地良さを感じさせてくれる。そして特に今日は、仲の良いピールアウトが相手ということもあってか、程よい闘争意欲と押さえ切れない嬉しさがよりライブを刺激的にしているようで、後半からのひたすら快楽へと昇りつめていくような感覚は、いつも以上に鮮烈だった。後攻は、PEALOUT。ロックバンドは数あれど、彼らくらい際立った個性を持つ音の実力者が集結しているスリーピースも稀ではないだろうか。声、ギター、ドラム、ベース、キーボード・・・ライブで彼らが鳴らす音達全てには、全身の血流の温度を上昇させ、激情の衝動に火を点ける火薬を含んでいるかのように、熱く激しい。その音楽に駆り立てられ、メンバーもオーディエンスも真っ向からロックしている姿は、気持ち良いほど雄々しく、アンコールまで白熱したライブだった。ライブでしか感じられない音の迫力を骨の髄まで楽しみながら、会場全体がロックバカ一色になっていた、好対決だったように思う。"THE 7 WONDERS OF Que～CLUB Que 7th Anniversary～" PEALOUT vs cruyff in the bedroom
（撮影／間弓美奈子、文／松田聖子） ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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