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Live Report ライブレポート 2001

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2001.11.24
Unlimited Broadcast





満員の会場の中、ステージに現われたのはアンリミのローディでもある樋口彰宏。「うずら」というデモ・テープが今日までに間に合わず、うずらシールも付いているので予約受付中と言いながら笑いをとりつつ彼の木訥とした歌を披露。照れながら、時折間違えながら、それでも素朴さがほっこりと暖かいステージングだった。ふと気がつくとステージ横にスクリーンが。レディオヘッドのSEにのせてアンリミのライヴ映像が流れ始め、湧く観客。いよいよ登場したメンバー3人は、小島麻由美の歌にのせて揃ってジェスチャーを決める。会場の雰囲気を和らげながらライヴは始まった。伝説のバンド、太陽の塔を経て……という枕詞はもはや不必要。「去年のワンマンが終わってから今日が楽しみだった」と井垣が言うように、2回目となる彼らのワンマン。今日は4部構成だとの宣言に、意気込みが感じられる。難しかったといいながら“フォークのコーナー”ではビートルズの「In my life」をカヴァー、1年ぶりという「雨降り」をやってファンを喜ばせたり「It's a beautiful day」を披露したり。少し休憩の後、佐藤がひとりステージに出てウクレレで「お嫁においで」をやって盛り上げ、第3部の“ノリノリ・アンリミ”へ突入。石塚も「ピンクレディも言ってたぜ」を歌い場内のムードも最高潮。今までに着実に5本のデモテープをリリースし、数多くライヴを重ねてきた彼らがついに3月には初CDをリリース! ゆっくりと確実にその歩を進めてきた彼らだけに、本人もファンも嬉しいはず。第4部は“アンコール・アンリミ”だから、もちろん怒濤のアンコール攻撃。「僕の場所」など、アンリミらしい楽曲でステージ狭しとものすごい躍動感で、パワフルにエンディング。「アンリミはこれからも不滅です」の言葉を胸に、観客も満足して帰路に着いたに違いない。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
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