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Live Report ライブレポート 2001

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2001.12.30
"K.O.G.A COVER NIGHT 2001"
キャ怒ル
[増子直純(怒髪天)/ウエノコウジ(TMGE)/ARAKI(BEAT CRUSADERS)中村(スイッチトラウト)/ GUEST >TAKASHI"MR.PAN"MANABE(THE NEATBEATS)]
STEVE MARIOTT TRIBUTE
[Qちゃん(TMGE)/グレート前川(フラワーカンパニーズ)/竹安堅一(フラワーカンパニーズ)/ 中森泰弘(Hicksville)/真城めぐみ(Hicksville)/奥野真哉(S.F.U)/内海洋子(ex.S.F.U)]
チロリングス・トーンズ
[ヨシノモモコ/センパイ/ウラアツシ/ネモト・ド・ショボーレ/ハッチ]
ジッタニンジン
[アッコ(GO!GO!7188)/フミ(POLYSICS)/サルーン(nudge'em all)/GUEST >ユウ(GO!GO!7188)]


ジッタニンジン

チロリングス・トーンズ

キャ怒ル

STEVE MARIOTT TRIBUTE
年末恒例、K.O.G.A COVER NIGHTの2日目。毎年激戦となるチケットをなんとか手にいれたお客さんで店は、満杯。コガ社長の「あくまでK.O.G.Aのイヴェントですからね。来年も観たかったら1枚でいいからCDを買うように!」という挨拶から始まり、一番手はジッタニンジン。懐かし~い!と、嬉しくなってしまう曲ばかりで思わずにやついてしまう。「ジェットニンジン」ではオリジナルよりもこの曲を有名にしたであろうGO!GO! 7188のユウが飛び入り、盛り上がりに一役かった。二番手はチロリングス・トーンズ。女性でここまでカッコ良くストーンズを歌いきれているのを観たのは初めて。それに加えて、個々の演奏妙技も素晴らしく、遊びながらもハイセンスなステージだった。三番手はキャ怒ル。登場しただけでそこかしこから黄色い歓声が飛び交う。リーゼントといい、黒の皮ジャンといい、全員ともあまりにハマっていて、姿だけでも充分惚れ惚れ。歳月を経ても色褪せないキャロルに対する憧れと日本独自のロックのカッコ良さとを一緒に感じさせるライヴだった。四番手はSTEVE MARIOTT TRIBUTE。まず目を引いたのは、眩しいほど華やかな衣装に身を包んだ内海さんと真城さん。その声の共演は、その衣装に劣らぬきらびやかさを振り撒き、その一方で芸人並みのおかしい喋りで笑わせる。今回のカヴァーの中で唯一このミュージシャンだけは知らなかった私にとっては、カヴァーというより、打ち上げの盛り上がりの延長で生まれた即興新バンドの初ライヴに幸運にも巡り会ったという印象を受けた。それにしても各バンド、メンバーや衣装や選曲など通常のライヴにはない注目すべきものが盛り沢山で、ほんとうに楽しさのタネが終始尽きなかった。この後に控えたオールナイト・イヴェントのため、やけにあっさりとした幕切れにも思えたが、その直後から早くも来年のこのイヴェントがとても楽しみになった。
(撮影/鈴木恵、文/松田聖子)
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