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Live Report ライブレポート 2002

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2002.1.31
"CONVERSE ROCK 001~supported by CONVERSE~"
THE JERRY LEE PHANTOM/PEALOUT


PEALOUT

THE JERRY LEE PHANTOM
むせかえるばかりの人の波。今日の魅力的な対バンのライヴを今や遅しと待つオーディエンス。PEALOUTが現われてハードな曲をガツンとかませると、頭から勢いづく場内。ハードコアのテイストやラップなどのエッセンスを加味したパワフルな楽曲群、その上、近藤がキーボードを弾き始めると、また新たな面を垣間見せる。時にキーボードの上に立ち、足で弾き、場内を湧かせる。3ピース・バンドながら、彼らが挑むロックはひとつの枠には決して収まらず、プリズムのようにさまざまなカラーを放出する。 「BEAT FOR YOUR RIGHT」等のアップテンポでポップ感満載のグッド・チューンにはただ、その身を任せるしかない。今月21日にリリースされるというシングル曲「GOODBYEBLE」もかっこよかった。興奮醒めやらぬまま、バトンを渡されたのは、もちろんTHE JERRY LEE PHANTOM。1曲目から新曲で飛ばしてくれる。ちょっとロマンティシズムを感じさせるタッチから、イアン・デューリーばりのパブ・ロック調まで、変幻自在な彼らのサウンドに、ただもう酔いしれる観客。4人のコンビネーションはもちろんのこと、ひさしのヴォーカルに漂う妖しさ、そして、いかがわしさ。色気といってもいい、そんな不思議な魅力を発揮して情熱的なステージは加速していく。熱い興奮に包まれ、身体を揺らす。「ミルクとオレンジ」、「Free-dom」など、オリジナリティ溢れる彼らの本領発揮の曲々。途中、トラブルもありながら、「これだからライヴは面白い」と余裕綽々のパフォーマンス。個性を炸裂させながら、安定感もあり、もちろんフロアを揺らす迫力もあり、の彼らは自信に溢れているように見えた。ホットなこのイヴェントの趣旨のひとつ、「コンバースが擦り切れるまで踊ってくれ」っていうメッセージは、この夜Queにいた誰もが受け止め、実践していたに違いない。
(撮影/澤里明、文/松屋恭子)
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