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Live Report ライブレポート 2002

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2002.4.1
"FOOL MOON PARTY party.1"
サイケデロップ・ギザ&ギザ・アナーチコ
[A.S.E.(BOAT)/アイン(BOAT)/YASHIRO(SALADABAR)/EIPO(PANIC SMILE)/SUDO(THERMO)]
界/SPOOZYS/MACARONIQ
DJ>KOVACS(Petit Mit)


サイケデロップ・ギザ&ギザ・アナーチコ
「FOOL MOON PARTY party.1」。こんなイヴェント・タイトルをつけるのはダレ?と思ったら、BOATのA.S.E.だった。会場に入るとKOVACSがDJ。ノート・パソコンを使ってぬらりぬらりとマニアックなサウンドを流す。トップ・バッターはMACARONIQ。5弦ベースとドラム、キーボードの編成で不協和音を繰り返す。これが妙に気持ちいい。音の波に漂っている感じ。そんなこんなで音に酔っていたら、2番手はSPOOZYS。大所帯編成になってからというもの、よりロック感と手触り感が増してかっこいい。予測もつかない今後の変貌に注目しなければと思った。で、お次は界。ドラムン・ベースのビートなのに、湿った感じなのが人間くさくていい。それにパーカッション+ラップや声にエフェクトをかけたヴォーカルが絶妙にマッチ。これまた音に酔いしれてしまった。そしてトリはA.S.E.率いるサイケデロップ・ギザ&ギザ・アナーチコ。もろプログレなのだが、フルートやキーボードが入るなど試行錯誤していくうちに、彼の根底にあるポップ感がどんどん加味され、そこにアインのアイドル声が絡むもんだから余計にポップ度アップ! プログレをメインストリートに乗せた感じもする。これはイイ!この日は一般的に音響系とカテゴライズされている人達のイベント。が、難しいことはさておき、こんなにも気持ち良く音に酔わせてくれるいいバンドたちがたくさんいることを、多くの音楽ファンに知ってほしいと思った。
(撮影/鈴木恵、文/金田千恵美)
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