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Live Report ライブレポート 2002

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2002.7.18
"RETURN TO NATURAL 2002 夏の陣"
浜崎直子/TSUNTA3/イズミカワソラ


イズミカワソラ

浜崎直子

TSUNTA3
「夏の陣初日は華々しく!」という雰囲気とはちょっと違って穏やかに始まりました。"The Ideal Acoustic Holiday"というタイトルから想像できるイメージ通りのイヴェント。実はこ歴史は結構深くて既に6年を刻むもの。ただし気が向いたときしかやってないからそんなに浸透してないかもしれないけど、フォークのイヴェントではなく、普段ゴリゴリロックやっているヴォーカリストの歌をシンプルな楽器で聴かせてもらおうという趣旨。最初に登場したイズミカワソラは女の子らしい透き通った声と芯の強い声を同時に感じさせてくれる。耳障りの良いやわらかい歌をピアノに乗せて、それをシンプルなリズム楽器がフォローしていく。そして圧倒的な声量と歌唱力を持つ浜崎の登場。弾き語りでは2度目の出演だが随分と板についたというか想像を絶する感動をくれた。そんな興奮の中、田中一郎氏登場。初期のARBと甲斐バンドの後期、日本の音楽史に多大な布石を残したギタリスト。その圧倒的なプレイに浜崎の声もテンションを高める。こんなに凄い2人から感じたのは、音を単純に楽しんでいるって事。ラストはTSUNTA3。ソロではなくバンド編成でのアコースティクアレンジで登場。小ぶりなドラムセットとワイヤーブラシのリズムに乗って、やや重めの曲から展開していった。この人の面白さは、ラヴソングとパンキッシュでシニカルな詩、メロディアスでポップな曲からブルージーで へヴィーな曲までの色を散りばめていく。才能とは他人が真似できない事だろうけど、溢れんばかりのそれを感じる。
(撮影/鈴木恵、文/CLUB Que・二位徳裕)
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