CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2002

« Back


2002.7.19
"RETURN TO NATURAL 2002 夏の陣"
"セツナブルースター「夏のエレジー」ファイナル"
セツナブルースター/RUMTAG/Crash in Antwarp


Crash in Antwarp

RUMTAG

セツナブルースター
10分押しで始まったライヴ。SEはルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」でクールに。4人編成のCrash in Antwarpは、「燈」で疾走感を、「悲しみのシャボン」でじっくりと聴かせ、新曲の「Song "Hello"」はブレイクもナイスなビート感を表現していた。続いてはRUMTAG。スリー・ピース・バンドながら冒頭からかなりの音の洪水に思わずやられる。「九州のやさしいお兄さん3人組です(笑)」と自ら自己紹介するも、モリッシーのカヴァー、「Interesting Drug」などで見せる演奏は手慣れたもの。人柄の優しさはもちろん如実に表われていたが、ラストの「PULL」で見せた激しいまでのパフォーマンスは、今後の彼らの可能性を感じさせるに十分な出来だった。トリはもちろん、この日ツアー・ファイナルを迎えたセツナブルースター。今年20歳を迎えるという彼ら。Queは初めてとのことだが、メジャー・デビューし、数多くのライヴをこなしてきた自信からか余裕さえ伺える。ハイトーンのヴォーカル、切なさに滲む歌詞。まだ10代の彼らこそが歌える2002年のフォーク・ミュージックは、時に過剰ながらもひりひりと迫ってくる。セーラー服姿の女子高生が夢中でステージを見つめるのもわかる気がした。「少年李」、「ナナイロ」と全8曲で姿を消すも、アンコールの拍手が呼び戻す。「そんな大きい拍手をもらったことがなかったので、ひと回り大きくなったような気がします」と倉島が語る。「シャバ・ダ」そして「四度目の青春」の2曲を演奏、「辛いことがあっても負けずに頑張りましょう」というその言葉が、彼らが今まさに青春の真っ直中にいることの証明のように思えた。
(撮影/鈴木恵、文/松屋恭子)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.