2002.7.28
仲間からライブの絶賛を聞かされて、非常に楽しみにしていたSUPERSNAZZが、この日の対決の先攻。ボーカルとベースの女性陣が、見た目はセクシーだったりキュートだったりするのに、いやらしくない堂々とした女も惚れるカッコ良さとイキの良さで、とにかく圧倒されてしまった。ボーカルは途中でヒールを脱ぎ捨てるし、アンプに乗ったり左右の端まできたりして煽るし、ベースは音の重量感と跳ね具合がめちゃくちゃ気持ちイイし、失礼ながら1曲も知らないのに、踊れて、はしゃげて、楽しめた!1曲が短い分かなりの曲数をやってくれたはずなのに、あっという間に終わってしまった気がしたけれど、とにかく、パンクでロックでハッピーなライブだった。後攻はthe pillows。最前列地帯が危険な状態になってしまうほど、誰も彼もが我を忘れてヒートアップしてしまう曲を続けざまにやったり、新旧の織りまぜ方が絶妙な彼らならではの「いつ以来ぶりだよー?!」と喚いてしまいそうな曲をさらりと聴かせてくれたり、誰しもの心の奥の底にある痛ましくも懐かしい記憶を呼び覚ますようなニューシングルに誰もが食いいるように聴き入ったり、新曲こそ披露されなかったものの、ライブにしかない魅力と魔力をがっつり体現しているなぁと今日も痛感させられた。メンバーもお客さんも気力を絞りだした2度のアンコールも含め、会場全体を大いに揺さぶる、あいかわらず誇張なしにアツく快く手加減なしのライブだった。"RETURN TO NATURAL 2002 夏の陣" the pillows vs SUPERSNAZZ
(撮影/澤里明、文/松田聖子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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