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2003.5.7
これからの活躍が楽しみな、可能性を秘めた3組がQueに登場。トップバッターのサルーキーはQueのステージに立つのが初めてということだったが、堂々とストレートなロックをこちら側にぶつけてくる。独特な高音と熱い歌詞、ポジティブなメロディラインがすがすがしく気持ちがよい。まだ荒削りな部分はあるが、ファンの暖かい声援とメンバーの人当たりの良さを目の当たりにすると、これからの活躍を願わずにはいられなくなった。続いてはcafelon。個人的にとても見たかったバンドなので思わず身を乗り出す。どこかで聴いたようなメロディ…と思った新曲のタイトルは「エリーゼ」ならぬ「エリートのために」。遊び心ももちろん楽しいが、上質なポップスとしてのオリジナリティもきちんと確立されていて、カラダの中に愉快な気分がじわじわと染み込んでくる。サンプラーがはじき出す軽快な電子音とフリューゲルホルンの音色があいまって、なんとも不思議かつ絶妙なハーモニーを奏でているのが心地よい。もっともっといろんな人に知ってほしいバンドだと実感。cafelonが終わると、黒いマントに身を包み、仮面をつけた男たちが笛やらトランペットやらを吹きながら登場。フロアを練り歩いてステージに上がると、おのおのマントを脱いで…エレキベースの登場！ 音の楽しさといい明るさといい、バンドというよりも楽団と呼んだほうがしっくりくる風情の彼ら。観ているうちににこにこ笑顔になってしまうような朗らかな演奏が印象的だった。アプローチは多少違うものの、音楽に向かう真摯な姿勢は共通していた3組。これからどんなふうに羽ばたいていくか楽しみになった。cafelon／エレキベース／サルーキー
（撮影／鈴木恵、文／松永恵里子） ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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