2003.5.11
PLECTRUMとは“G.A.P.C.”でもゆかりのある、GOMES THE HITMAN山田のオープニングアクトから。会場内にそよ風が吹いたようにさわやかな、おだやかな気持ちになれる歌が鳴り響く。途中で7月発売のアルバム制作にも協力してくれたというPLECTRUMのあっきーを迎えての演奏。心地よい音に引きこまれながら、アルバムの発売がとても待ち遠しくなった。さてお待ちかねPLECTRUMの登場。ライブタイトル通り「30 Boy」が勢いよく響き渡り、場内の熱気も一気に上がっていく。そしてこの日はタイスケ氏の記念すべき30才最後の日。ちょっと残念そうに彼がそれを告げると、客席から花束が! 本気で驚きながらもその喜びがエンジンとなってPLECTRUMの音楽をさらに加速させる。キラキラしていて、どこか切なくて、永遠の青春サウンド。キャリアが長いのにまぶしさが色褪せない、希有なバンドだとしみじみ思うのだ。「今日は長くなるから覚悟してね」とあっきーが言う通り、なんと途中で休憩が。しかしタイスケ氏がひとりで引き返してきて、Teenage Fanclubの「THE CONCEPT」を弾き語りで披露。PLECTRUMという名前をくれたバンドのナンバーだけに思い入れもたっぷり。後半はweezerのトリビュート盤にも収録された「across the sea」、そして「SANDAECHAMPION」で盛り上がりは絶好調! アンコールはその場でリクエストを募って2曲披露。このフランクさがまた嬉しいのだ。すべてが終了したのはなんと10時15分。長時間を一瞬に変えてしまう、PLECTRUMの魔力を実感した夜だった。"PLECTRUMワンマンライブ ~30 Boy~" PLECTRUM guest>山田稔明(GOMES THE HITMAN)
(撮影/鈴木恵、文/松永恵里子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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