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Live Report ライブレポート 2003

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2003.5.18
"TOUR 腹グロッキー 2003"
BAZRA



ツアー直前にリリースされたミニアルバム『腹グロッキー』と同タイトルのツアー。BAZRAが東京で初めてライヴをやった場所、Queにて満を持して初ワンマンという形でステージに再び立った。まるで「勢いをつける為の助走なんて必要無い」と言うかの様に、1曲目の『人間』から切れ味鋭いサウンドで一気に興奮の空気が会場を包み込む。あの高揚感が最高に気持ち良かった。メンバーもMCで「最高に気持ちいい」と何度も繰り返し言っていたけれど、こうして最高の気持ちで同じ時間を過ごせるというのはライヴの醍醐味だと改めて実感をした。静と動を感じる『夢を見たんだ』では彼等の音楽を体中から欲しているのが伝わってくるオーディエンスの表情がとても印象的だった。ミニアルバムを聴いた時からライヴではかなり盛り上がるだろうと感じていた『ダンス』は曲が始まる前に「踊りまくって、踊りまくって」とヴォーカルの井上が言い放った通り、ただただ音に身を委ねて踊り続けた。脳まで揺さぶられるこの感覚を言葉で表現するのは何とも難しいけれど、覚醒を促す心地良い感覚。アンコールが終わり、これで今日のライヴは終了かと思った所…まだ会場ではアンコールの声が響き渡っている。そんな熱心な声に答えるべく、ダブルアンコールでメンバーが再びステージに。「君達は俺達を殺す気か?そんな君達を愛してやまないぜ」と嬉しい言葉を掛け、更に2曲を届けてくれた。今回、初めて彼等のライブを見たけれど、スカッとした気分になれたと同時に圧倒的な存在感、揺るがない強さや熱さを感じたんだ。
(撮影/中尾志穂、文/岡田亜紀)
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