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Live Report ライブレポート 2003

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2003.7.18
"RETURN TO NATURAL 2003 CLUB Que 夏ノ陣"
"~trance-EVE~"
Gash/LUNKHEAD
opening act>the ARROWS


Gash

LUNKHEAD

the ARROWS
年々アツさを増す‘夏の陣’初日を飾るのは、名実共に熟成してきたバンドと新しく根を張り始めたバンドのコラボレーションとでも言うべきイヴェント。opening actを務めるのは、Que初登場のthe ARROWS。胸を詰まらせるような甘酸っぱいボーカルと、瑞々しくキャッチーなメロディが先ず印象的。次いで、ギターの快音と心地よい浮遊感を感じさせるアレンジにぐっと惹かれ、「Queでまた観てみたい」という思いに駆られた。LUNKHEADは、ビシビシとくるベース、鮮やかなギター、ドラムの安定感、そして、飾り気がなく等身大でありながらも人心を捉えるボーカルが、バランス良く力強く響き合っている。ずっしりとした手応えのある直向きな歌詞に、思わず目頭が熱くなる瞬間もあり、心のヒダを震わせ、胸に何かを残すエネルギーを感じたライブだった。ある種の風格さえ漂わせ始めたGashは、気持ち良いくらいメンバーの楽しさが伝わってきたモチベーションの高いステージだった。心の奥底にまで浸食してくるようなボーカル、アグレッシブかつメロウなギター、身悶えしたくなるようなベースライン、ナイーブでありながらも鳥肌が立つリズムを打ち鳴らすドラム…ふとした瞬間に、バンドの音という塊から突き抜けて耳に刺さってくるそんな個々人の活き活きとしたプレイも堪らなかった。「熱い」だけで語り終わらせない、質実剛健なライブを今後も期待したい。
(撮影/岩井瑞香、文/松田聖子)
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