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Live Report ライブレポート 2003

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2003.7.24
"RETURN TO NATURAL 2003 CLUB Que 夏ノ陣"
"2003 VS SERIES"
Sepa vs cafelon


Sepa

cafelon
対バン形式での楽しみと言えば、お目当てのバンドの演奏時間が普段より長い事はもちろん、どんな相手が出るのかハコを開けてみるまで何が出るか分からないおもちゃ箱のようなもの。vs series後半戦初日、Sepa vs cafelonは正にそんな組み合わせだった。まずはcafelon。最近メキメキと力を付けてきて彼等独自ポップワールドを作り上げて、観ている人も思わずおしりがムズムズしてしまう、究極のひねくれチューン炸裂! 自然とニコニコして体が動きだしまう。ただ単なるポップなバンドとは訳が違う。時にピアニカ、フリューゲルホンを織りまぜ緩急をつけた曲の数々。うーん楽しい。今更ながら楽しい時は過ぎるのが早い。がらっと変わってSepa。お客さんも我れ先にと前に詰める。それをしかと受け止める4人。最初からオーバーヒート気味。お客さんの気迫に負けじとSepaの4人も強烈なビートを叩き出す。何も言う事はない、これぞライヴです。演奏がどうのこうのじゃない、4人の作り出す空気感、それに呼応するお客さん、それらが一体になってその日にしか出ない(出来ない)ライヴハウスを作り出す。その日のハコのエネルギーはどのぐらいでていたのだろう。ライヴが終わってしばらく呆然としてしまった。二者ニ様のライヴ、そして音楽の楽しみ方も2通り、やはり対バンはおもちゃ箱だった。
(撮影/鈴木恵、文/安斉昌晃)
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