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Live Report ライブレポート 2004

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2004.1.17
"Generation☆Gap vol.3"
THE COLLECTORS/メレンゲ


メレンゲ

THE COLLECTORS

正直イヴェントタイトルを見たときは「いい音楽は世代を越える」とか「音楽に年齢は関係ない」なんて言わせたい、ベタな企画なんだろうな~と思っていた。しかし実際それを体感してみると…、いいじゃないかベタだって!その通りじゃないか!とおもいっきり納得してしまうイヴェントだった。メレンゲはメンバーの「今日はホントに楽しみにして来た」という気持ちが伝わってくるような、気合い十分のスタート。途中気合いの入れ過ぎか、声の通りが悪くなる場面がありつつも、自分たちの世界感は存分に発揮していた。切ない歌詞にのるメロディアスなギター、サウンドの核となるベースライン。懐かしさとほろ苦さを感じさせる楽曲達が、すべてメレンゲスタイルで表現されていた。きっと10年後も20年後もメレンゲはメレンゲであり続けながら、さらなる進化を遂げているのだろう。それができるバンドだと思った。コレクターズにはもう細かい説明はいらない。「僕の時計機械」で最高にごきげんなオープニングを飾ると、後はオール・コレクターズ・ワールド。「いい音楽は世代を越える」を存在だけで分からせてくれた。加藤ひさしに煽られたら、10代だって40代だってステージに向かってガム投げるだろう?(アンコールの『CHEWING GUM』での光景を見れば分かるように)。 髪を振り乱してギターをかき鳴らす古市コータローは、誰が見たって理屈なしにカッコいいじゃないか! そんな姿を本気でリスペクトしているからこそ、最後に一緒のステージに立ったメレンゲがあんなに笑顔だったのだろう。Generation☆Gapなんてこの空間にはまったく存在しなかった。若者バンザイ。大人バンザイ。
(撮影/岩井瑞香、文/輪千希美)
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