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Live Report ライブレポート 2004

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2004.1.26
"RUNNING MAN"
ランクヘッド/BAZRA/サンプリングサン


BAZRA

ランクヘッド

サンプリングサン
この日のCLUB Queには、始まったばかりの2004年を一気に走り抜けて行きそうな勢いをもったバンドが集結した。リリースしたばかりの「白い声」を引っさげて1番手で登場したのはランクヘッド。見るたびに一回りも二回りも大きくなっていくように感じるのは、バンド全体が自信をもって前進しているからだろう。そして、耳から入って血管や内臓までもふるわせるVo.小高の歌、歌、歌…。「前進/僕/戦場へ」で『前だけを見て歩いて行ける…』と歌う彼らが向かう戦場はどんな場所なのか。それがどこであれ、自分の足でしっかりと立ち、真っ直ぐに突き進んで行く。そんな力強さを感じるライヴだった。2番手はBorn To Be Wildをバックに現れたBAZRA。突っ走るリズム隊がリードするワイルドな曲調なのに、どこかポップなにおいも漂わせる。武骨な見てくれにワルぶったMC。だけど、憎めない、むしろ親しみを感じてしまうのは、彼らが表現する世界に、誰もがどこかしら共感できるところがあるからだろう。このライヴで、BAZRAスタイルにやられてしまった人は少なくないはずだ。ハードな雰囲気から一転、“近所の兄さん”的風貌で登場したサンプリングサンが奏でるのは、ジェリービーンズをぶちまけたようなカラフルなポップチューン。彼らの地元、京都もかなり寒いらしいが、そんな気温はまったく感じさせず、会場をホットな空気でいっぱいにしていた。本編で「アンコールとか、ナシよ」と言っていたのに、熱烈アンコールに応えてくれるところは、やっぱり気のいい兄さん達。最後の最後までこの日の勢いを保ったまま、音の花火を華やかに打ち上げていた。
(撮影/鈴木恵、文/輪千希美)
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