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Live Report ライブレポート 2004

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2004.2.2
"人間の爆発 vol.11"
フラワーカンパニーズ/ベイビー&サイダー


ベイビー&サイダー

フラワーカンパニーズ
2Daysの2日目、しかも雨の月曜日なのに会場内は溢れんばかりの人の波。"人間の爆発 vol.11"のアクト、フラワーカンパニーズとベイビー&サイダーの楽しいパワーの前には天気も仕事も関係ない!? まずは学ランがもっとも似合う(?)30代、ベイビー&サイダーがその期待に応えてくれる。かせきさいだぁのテノールとワタナベイビーのアニメーションのような声が絶妙にからむこのコンビの曲は、淡々と進んでいく調子なのに聞きながらなぜかニコニコ顔になってしまうのだ。1曲ごとに入る絶妙なMCが会場の空気をしっかりつかみ、何よりも二人が音楽を楽しんでいる事が聴く側にしっかり伝わってくる。彼らがステージを去るころには、会場中笑顔で溢れかえっていた。そして、お待ちかねフラワーカンパニーズがステージに現れると、その笑顔が2倍にも3倍にもなる。「今日もお祭りだぜー!」のシャウトから「小さな巨人」がスタートすると、フロアも最初からフルスパーク。だって、こんなに裸の歌を、こんなにむき出しの感情で歌われたら応えないわけにいかないじゃないか! そんなオーディエンスに応戦するように、ステージ上を所狭しと走り踊る鈴木圭介。「今日で上京してきて10年目…(本当は2日後らしい)」ということもあってか、「父さん、ケッタを貸してくれん?」「フェイクでいこう」など懐かしめの曲も多い。久々に聴く曲も、最近の曲も関係なく会場中が楽しさを爆発させていた。「真冬の盆踊り」ではいったいどれだけの手の平が宙をまったのだろう? "ライヴって楽しい!"ということを全身で表現してくれたフラワーカンパニーズ。見る側はそのことを目と耳と身体すべてで理解したのだった。
(撮影/岩井瑞香、文/輪千希美)
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