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Live Report ライブレポート 2004

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2004.3.11
ザ・シンセサイザーズ



春もヨイトマケ、月面で行われしこのライブ。心の旅で皆さん若さを取り戻し跳ねてましたね。南国の夜を想わすシルエット、レンズ越しのむっちりニュース、バックライトはレッドフラッシュ。火星探索隊シンセサイザーズは、スペースエコーを駆使してオードリーヘップバーンヲ創り上げた。父親の背丈を抜いてしまったような。浜辺でちちくりあう2人を眺めるような。泣いてしまった後のような。惑星の如く現れてから、わて15年ぶりに耳にした曲の後に「何か問題ありますか?」なんてひどいんちゃいますの。木曜日の夜だというのに、金曜の夜、いわゆる花金にするような饒舌なトーク。多少のブランクも中盤感じつつも、I LOVE YOUと・・・土星の輪っかをもう一つ増やしカラフルメリィをQueに降臨させる。だがあのとき聞いたものではない、自分自身のケラ氏に対する皮ジャン反抗期だ。皆既日食のような衣装も違和感なく脳裏に焼き付き見事にプチナイトサーフさせられてしまった。実はこのバンドはビッグイベントに出演するんではないかと思った地面のつくし。進化ではなく新化しているシンセな人々。ロックバンドの音圧で数字を言葉に変え、空気をソーダに変える。あまからい2時間のポリエステルな青春日記。シンセのミニマル音がやぶからぼうに日常生活でハッスルする、マイクロチップを埋め込まれたなこりゃ。
(撮影/岩井瑞香、文/PINK BACH)
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