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Live Report ライブレポート 2004

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2004.5.24
"ALIVE!"
岩見十夢/ベベチオ/waffles


岩見十夢

ベベチオ

waffles
あれ?ココCLUB Que?会場には椅子とボサノバ調のBGMに包まれ街角のcafeに来たような錯覚に陥る。本日の出演者にピッタリで嫌が応にも気分が昂る。トランペットが入る“Letters”から爽快なスタートを切る岩見十夢君。本日からサポートにエレキギターが入り、のびのびと唄に専念する彼はナントも心地良さそうだ。「じっくり聴いて欲しい曲」と紹介された“君の歌が聴きたい”。スウィートボイスで何度も繰り替えされるこのフレーズは、一回ごとに意味を持ち感情を昂らせる。恋している女の子はきっとノックアウトさせられちゃうよ。続くは楽曲から四季を感じさせてくれるwaffles。彼等の夏チューンだという“LIFE”は軽快なギターが印象的で、真っ青な空の元でドライブでもしたくなってしまう。そりゃあG.ジョナのアロハも冴えるわけだ。ラストの“たびびとよ、青へ”は、vo.&key.の恭ちゃんが「大切にしている」という一曲。私は彼女の使う“僕”をいう響きが好きだ。全身で切なさや喜びを素直に彼女の唄が大好きだ。“僕に勇気をください”と唄う彼等に、気付くと目頭を押さえていた。トリはベベチオ。ギターとベースから良質なサウンドを紡ぎ出す関西の2人組。シンプルながらもハスキーな歌声で厚みと存在を際だたせる。彼等の唄にある何気ない恋人との風景はあまりにも日常ゆえ、詞の世界にリアリティが生まれるのであろう。ラストの“涙橋”を超えて、何だか勇気を手に口笛を吹いて歩いて行きたく思えた。繰り返される日常にスパイスのきいた温かい夜だった。
(撮影/代田容子、文/だるまっち)
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