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Live Report ライブレポート 2004

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2004.6.14
"the pillows 15th anniversary ~ CHEMICAL BUMP SHOW!! vol.1"
the pillows/ストレイテナー


ストレイテナー

the pillows
抑えきれない気持ちが溢れ出て自然と拳があがる夜。フロア中に立ちこめる熱気は骨太に繰り広げられる演奏と、本能のままに突き進むファンの汗によるもの。今夜は「the pillows 15th anniversary ~ CHEMICAL BUMP SHOW!! vol.1」。研ぎ澄まされた音を披露出来る3ピースの魅力を思う存分発揮したストレイテナーのライヴが始まると同時に、鼓動が叫び出す。耳をつんざくギター、正確に刻まれるドラム。そして何よりも、爆音でうねるベースに胸がキュンキュンしてしまう。満員御礼のフロアに向かって「今日はチケット取れて良かったね」と言い放ち、怒濤のように曲を演奏する彼らに圧倒される。3ピースならではのギリギリ感を楽しませてもらった。バンド歴15年という節目を迎えるthe pillows は演奏もさることながら、フロアと一体になって楽しむこともうまい。ファンにあたたかい(時に冷たい?)言葉を投げかけ、相乗効果で盛り上げる。新曲は凄まじく恰好良い。夢中でステージを見つめるファン達は暴走しちゃったからには止まるものか! と言わんばかりに拳をあげ、首を振り、声をあげる。演奏が終わってメンバーが去っても拍手は鳴りやむ訳がない。アンコールを披露しても熱気が冷めないファン達に、山中さわおは楽しいかな、ストレイテナーの「TOWER」 のサビを歌ったりする。みんな弾き語りの贅沢なダブルアンコールに満足し、15年というベテランの音を胸に熱い気持ちで帰路についた。
(撮影/鈴木恵、文/小川純子)
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