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Live Report ライブレポート 2004

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2004.9.15
"music is life. life is music vol.4"
フラワーカンパニーズ/ランクヘッド


ランクヘッド

フラワーカンパニーズ
CLUB Que10周年イヴェントも5日目。この日はどんどん新芽をだして、まさに成長まっただ中というバンドと、いったいどこまで成長するの?ってくらい、何年たっても進化を続けているベテランバンドの対決だった。先発は初ワンマンがQueだったというランクヘッド。音を出した瞬間に感じたのは、芯の太さだ。『白い声』ひとつとってみても繊細な若者が唄う繊細な歌、という印象だったのが、ものすごく力強くなっていた。前半はきっちりきめて、中盤はミドルテンポの曲でメロウに。後半はがっつり盛り上げて、最後に新曲をもってくるあたり、バンドとしてかなり自信をつけてきた証拠なのでは? そんな若者たちに負けじと出てきたのはフラワーカンパニーズ。相変わらず、初っぱなから血管切れるんじゃないかというくらいの力の入りよう。片時も止まることなく動き、唄い続ける鈴木圭介。後から後から吹き出してくるようなパワーは、いったいどこからくるのだろう。Queができる前からやっているバンドが、見るたびに力が増していくってすごい事だと思う。『深夜高速』はそんなフラカンの魅力がギュっと濃縮されたみたいな歌。「生きていてよかった」なんてストレートなメッセージ、普通に唄ったら気恥ずかしくなりそうだけど、ここまで真っ直ぐに、力いっぱい唄われたらそれはカッコいい以外の何ものでもなくなった。だけど、カッコいいままで終わらないのがフラワーカンパニーズなんだな。本編最後の『馬鹿の最高』では全員で本気でバカになった。この空間、ホントに最高だった! そして、この日も2回のアンコール。10周年イヴェントでは、すでに何度か目撃している予定外の出来事。こういううれしいシーン、この10年の間に何回あったのだろう? これからもたくさんあって欲しいっ!
(撮影/小川舞、文/輪千希美)
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