CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2004

« Back


2004.10.11
"POLYSICS WORLD TOUR 2004 ~WORLD TOUR OR DIE!!!!~"
POLYSICS




CLUB Que 10th Anniversary -music is life. life is music-。最終日を飾るのは海外ツアーを経て更に力を増したPOLYSICS。久しぶりのワンマンだけあって観客の熱も尋常ではない。黒いツナギで登場してきた彼らは初っ端から“POLY-FARM”をぶちかまし盛り上がりの境地。ライヴでお馴染みの“TEI!!TEI!!TEI!!”や、カヨちゃんのリコーダーが可愛らしい“I MY ME MINE”など新曲も多数披露。チープな音を存分に響き渡らせて随所に遊び心という魂を入れちゃう彼らに異様なまでの勢いを感じる。汗だくになりながらのハヤシ氏のパフォーマンスはフロアを沸かせ、過去の名曲が響き渡ればみな思い思いのやり方で音を楽しむ。ふと我に返れば「メガネ曇らせ! Tシャツ濡らせ!」とハヤシ氏が叫んだとおり見事なまでに発汗し、畳み掛けるように繰り広げられる音世界にどっぷりと漬かっている自分がいた。勢いはとどまることを知らず、“HOT STUFF”“カジャカジャグー”“MAD MAC”と続けばあちらこちらで湯気があがり、フミちゃんの骨太なベース音が心臓を突き抜け、板についてきたヤノ氏のドラミングが脳内を直撃する。腕クロスの格好で始まる“URGE ON!!”を歌うハヤシ氏の激しい顔はとてつもなくロックであり、カヨちゃんの無表情の凶器は奏でられるシンセ音とともに多くの人の胸をときめかせていた。ツナギを脱ぎかけたにもかかわらず、Wアンコールの特典付で幕を閉じた本日のライヴは、最初から最後まで沸騰しっぱなしであった。
(撮影/岩井瑞香、文/小川純子)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.