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Live Report ライブレポート 2004

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2004.10.20
"下北GUDEN印"
ザ・カスタネッツ/ハックルベリーフィン/ダブルオー・テレサ


ダブルオー・テレサ

ハックルベリーフィン

ザ・カスタネッツ
台風まみれの2004年、この日も23号が関東に上陸した。どしゃぶりの雨の中駆けつけた、ガッツあるお客さんに繰り広げられたのが、この“下北GUDEN印”である。出演バンド其々の自主企画名を繋げてしまった、なんともゴージャスな企画なのだ。お客さんのびしょぬれの靴も乾かないまま、軽快にスタートを切ってくれたのが“GUDEN”のダブルオー・テレサ。『いつの間に成長したんだ?』と思えるくらい、ずっしり地に根っこを生やしたパワフルなステージング。Ba.大塚氏が終始涙目だったけど、一生懸命さゆえの涙に見えて仕方ない。(実際は目が痛かったとか)G.上野氏の歌う「海の向こうへ」も披露され、ちょっぴり大人のダブルオーに胸が高鳴る。続くは、“印”担当ハックルベリーフィン。ダブルオーに触発されたのか、やたら男らしいぞ。「MOUNTAIN」に象徴される人生の壁に立ち向かうかのような、熱い想いに鳥肌が立った。演奏に感情を惜しげもなく出せるのは、彼らの素直さゆえであろう。何だか羨ましい。から回ったMCもずっこけた掛け声も、全部彼らの個性で微笑ましい限りだ。ラストは“下北”=ザ・カスタネッツ。バンドとしての貫禄と、新鮮なきらめきが同居している、言うまでもなく素敵バンド。Vo.&G.牧野氏の張り裂けそうな切ない歌が耳に張り付く。かと思えば、後半はハンドマイクで会場のボルテージを一気に上げてみたり、七変化っぷりにみんな顔がほころびっ放しだ。カスタネッツの歌に、終わらない青春を感じてトリップしていたのは、私だけじゃないはず。牧野氏の名言を借りるなら、3バンドとも「まとめてドーン」と台風の心配なんて忘れてしまうほどに、happyな時間をすごさせてくれた。“下北GUDEN印”、またやって欲しいなぁ。
(撮影/小川舞、文/高橋理恵)
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