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Live Report ライブレポート 2004

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2004.10.24
"「prism.」リリースツアーファイナル"
Gash
DJ>スズキタカシ(club heaven)




9月8日に発売されたGashのミニアルバム、『prism.』リリースツアーファイナルは、約10ヶ月ぶりのワンマンということもあり、開演前から会場には期待と熱気が渦巻いていた。威勢良くステージに現れ、新譜の曲を1曲目から7曲目まで全て同じ曲順でやり切るという、思い切った演出で会場を沸かせる。のっけからテンション高いのなんのって。3曲目の「Shining Riv.」ですでに汗だくだった。本日は趣向を凝らし、未曾有の三部構成ライヴ。『prism.』完全再現の第一部を終え、先程のハイテンションから一転し、アコースティック形態で、普段あまり演奏しない静かな曲を披露する第二部に突入。初めてライヴでやったという「WENDY」は、普段パワフルなドラムを叩く田中の美しいキーボードの音色に、ディレイのかかった石塚のギターが冴え渡り、Gashの未知なる可能性を垣間見ることができた。そして、ここからがGashの本領発揮だと言わんばかりに、「ONE」で始まった第三部。普段のライブのように、新旧織り交ぜた選曲でオーディエンスの熱気も最高潮。見渡してみると、皆これでもかってくらいの笑顔で、どれだけファンに愛されてるバンドかがわかる。「音楽に対してバカ正直でクソ真面目なバンド」。これが私の目に映るGash。一本気なところがサウンドにも表れていて、どの曲もストレートなまでに全力投球。今日のライヴ構成も、本人たちは変化球のつもりだったかもしれないけど、私にはすごく直球に思えた。そこがGashの最大の魅力で、ファンに愛される所以なんだろうな。
(撮影/鈴木恵、文/宮本貴子)
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