2004.12.31 (2部)
この時間帯はどのライヴハウスも力をいれてくる。もちろんカウントダウンがあるため。その年のメインアーティストがずらりと並ぶ。そして年をまたぐため次の年の活躍が期待されるアーティストも顔を並べる。つまりその店の看板と言っても決して言い過ぎではないだろう。今年のCLUB Queはその年というより、もはやCLUB Queの顔と言ったメンツが並んだ。まずはTHE PRIVATES。20年過ぎても尚走り続けているバンド、という事実だけでも驚くべきことだが、そのバイタリティとか柔軟性というかステージング以外でも見習う事が多いバンド。もちろん音はヴィンテージなロックと決して色褪せる事のないVo.延原の声。楽しそうだ。お客さんにも伝染していくのが分かる。続いてRADIO CAROLINE。チッタでのライヴを終え時間ギリギリに到着した彼等。そのテンションのまま30分という短いステージを駆け抜けた。見た目がかっこいい。存在がロック。プラス演奏もゴリゴリのロックともなればお客さんを見るまでも無くここが絶頂か?と思わせる程の盛り上がり。次に登場したのはTHE JERRY LEE PHANTOM。もう言う事なし。タイトなリズムにのっかるディスコビート。パンクでもありロックでもありディスコでもある彼等の音楽。どこまで行ってしまうのだろう? こればっかりは文章では伝わらない。是非体感する事を強くオススメする。がらっと雰囲気が変わり登場したのは、ワタナベイビー。バックはサード・クラス。この時点でCLUB Queにきてくれているお客さんは「ん?」と思ったかもしれない。そう、サード・クラスはTOMOVSKYのバックもしているのだ。ベイビーが何曲か唄ったあとTOMOVSKYが登場。2人でアットホームな雰囲気を作り上げる。お客さんの顔がほころぶ。そして「3、2、1、ハッピーニューイヤ!」のかけ声とともに新年を迎えた。振舞酒もあり、知らないもの同士で「おめでと~」とあちこちで乾杯が始まる。この雰囲気は家でテレビを見ていては味わえない。そして2部の最後を飾ったフラワーカンパニーズ。今までのアットホームな雰囲気をぶちこわし(いい意味でね)あちこちで狂ったように踊り始める。このバンドは30分だろうが1時間だろうが関係ない。全てを吹き飛ばしてくれるパワーを持っている。いや~いい年越しだ。来年も是非参加してね。"Que's Count Down 2005 ~LEADING HITTER OF 2004~" TOMOVSKY/THE PRIVATES/ワタナベイビー/フラワーカンパニーズ/THE JERRY LEE PHANTOM/RADIO CAROLINE
(撮影/岩井瑞香、文/安斉昌晃) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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