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Live Report ライブレポート 2005

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2005.1.10
"LIVE/CD/RELEASE/YO!"
うつみようこ&YOKOLOCO BAND
[うつみようこ(vo.g)/奥野真哉(key/ソウルフラワーユニオン)/クハラカズユキ(dr)/ グレートマエカワ(b/フラワーカンパニーズ)/竹安堅一(g/フラワーカンパニーズ)]



個人的な話で恐縮だが1月10日(月)、私は成人式に出席した。「成人式後=飲み会」というセオリーを完全無視し、振袖を脱ぎ捨てやって来たのはCLUB Que。この日はアクが強いというよりも、存在自体がアクの固まりのような、うつみようこ&YOKOLOCO BANDのワンマンライヴ(注:褒め言葉)。うつみの脇を固めるのは、フラワーカンパニーズのグレート前川(B)に竹安堅一(G)、元・TMGEクハラカズユキ(Dr)、そしてSFUの奥野真哉(Key)と錚々たる顔ぶれ。ライヴは「Revolt」でスタートし、重厚なロックサウンドで、圧倒的なステージを展開。その猛速極まりないビートに、思わずヒモで馬と繋がれ、町中を引きずられる市中引き廻しの刑に処された侍のような気分になってしまった。危なっかしいけどスリル満点。演奏時とは打って変わって、うつみと奥野を中心に繰り広げられる夫婦漫才のようなMCも必見。「うちら色々(な音楽)やり過ぎやねんな」と彼女自身も自覚する通り、YOKOLOCOは音楽の幅が広い。ロック、パンク、ファンク、ジャズなんでもござれ。様々なジャンルに手を出すも、片手落ちになることなくきっちり自分達の色に染め上げるところはさすが。ボランティア団体「すたあと長田」へのチャリティ楽曲「I Know」、ボ・ガンボスのカヴァー曲「夢の中」なども披露し、ダブルアンコールの「Boy&Girl」でこの日のライヴは幕を閉じた。YOKOLOCOのカッコ良さに感服しつつも、帰り道、脳裏に浮かんだのは奥野がキーボードを持ち上げて弾く姿と、うつみ姐さんのパンチラだった。
(撮影/岩井瑞香、文/宮本貴子)
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