2005.1.19
ダブルオー・テレサの大塚氏によれば“ALIVE!”って「生存する」って意味らしい。そんな本日のイヴェントのトップバッターを飾ったのはアコギを陽気にかき鳴らし元気を導くオーノキヨフミ氏。“ピンクのライオン”から始まったステージはオーノ氏の眩いばかりの笑顔に心を奪われ、こちらも笑みがこぼれおちてくる。「生まれて初めてクリーニング屋に行きました」とMCで天然ぶりも発揮。軽快なリズムと歌声はフロアの人々の体を自然に揺らし、披露された新曲も聴き応え充分。今年初ライヴは素敵に幕を閉じた。2バンド目は45分あるステージを30分ほどの音速で駆け抜け、メジャーデビューも決まり、のりにのっている音速ライン。気だるく透き通った歌声が妙に気持ちよく響き胸にしみる。藤井氏が「地元福島は空が低いのだ」とMCでしみじみ語ったあとの“冬の空”には鳥肌がたち、シンプルに響き渡るいくつもの楽曲が美しい風景を運んでいた。最後を飾るは力みなぎるダブルオー・テレサ。「まだまだ足りない!!」とグダグダになった植木氏がフロアをあおりまくりのステージには思わず笑ってしまったが、立て続けに披露された曲たちは疾走感があふれており素晴らしくロックを感じることができた。たとえ心のなかが曇っていても気持ちはいつだって雨のち晴れ。カヴァー曲“恋をしようぜ”で燃え尽きちゃったダブルオー・テレサは突き抜けていた。各々が独自性を貫き、走り抜けたイヴェントだった。"ALIVE!" ダブルオー・テレサ/音速ライン/オーノキヨフミ
(撮影/鈴木恵、文/小川純子) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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