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Live Report ライブレポート 2005

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2005.2.24
"2マンの夜"
弾語りYO-KING/サード・クラス


YO-KING

ワタナベイビー

TOMOVSKYのバックバンドとしてもお馴染みのサード・クラス主催イヴェント「2マンの夜」。先鋒は弾き語りYO-KING。登場するや否や、客席からは「かわいいー」なんて声が。そんなYO-KINGよりもっとかわいいであろう、ジェニファー・ロペスのような息子(YO-KING談)を想って作った「ベビーカートリップ」、「出来事」以外は全て新曲。日常を切り取ったパーソナルな歌詞と、シンプルなアコースティックサウンドが心地よい。彼の詞はいつだって普遍的でストレートだ。故にリスナーひとりひとりに真っ直ぐに届く。続いて次鋒にしてトリ、本日の主役であるサード・クラス参上。あまりのミクロさに、驚きとともに感動をも覚えた。5人全員ミクロってところが凄い。「3本の矢」ならぬ「5人のミクロ」だ。なんとも不思議な色合いの曲を放ち、ムトゥーアラーターの叙情的なバイオリンは楽曲の幅、バンドの可能性を未知数に広げていた。アンコールではYO-KINGと互いの曲をセッション。先日レコーディングしたという共同作品「僕の好きな人」は、YO-KINGいわく「サード・クラスをイメージして、童貞に戻ったような気持ちで作った」とのこと。中学生日記にでも出てきそうな純粋でウブな曲中の少年は、確かにサード・クラスの変に垢抜けてないところと重なっていて、なんだかとても微笑ましかった。ザ・ブロードサイド・フォー「若者たち」のカヴァーで「2マンの夜」は終了。本日はミクロの中に潜む力強さを垣間見ることに成功。今後ともサード・クラスの生態を徹底的に調査、報告していく所存である。
(文/宮本貴子、撮影/岩井瑞香)
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