2005.5.21
THE CLASHをBGMにメンバーがステージに現れると会場内の温度がぐんっと上がった。オレンジのライトに照らされて、4人の気合いが透けて見えるようだ。ザ・カスタネッツワンマン2days初日。力が入るのも当然だろう。『モノクローム』から始まって、2曲目『ムーンパレス』で早くも力強く、伝わる、届く歌に圧倒された。Vo.牧野元、あいかわらずの存在感。光をたたえた目で真剣に唄っている時も、ゆるいMCの時も、バカをいって笑っている時も。ただそこにいるだけで人を惹きつける魅力をもっている。会場中に笑顔が溢れているのは、元ちゃんに幸せにさせられているからではないだろうか。G.小宮山さんがリードヴォーカルをとったファンキーなナンバー『リッパ』では、本当に楽しそうにハープを吹いていた。そんな姿にまた笑顔がこぼれてしまう。ライヴ中盤に披露されたニューシングル『サンシャイン』は、そうゆうキャラクターと流れていく日々がそのままメロディになったような曲。メッセージがひしひしと伝わってきて「また聴きたい、もっと聴きたい!」と思わせる。これはカスタネッツの代表曲になりそうな予感。後半は『ハック』や『青と白の日々』でスピードを上げつつ、カスタ節全開という展開になった。『フィクション』では勢いがつきすぎて歌詞がとんでしまい、フロアに助けを求める、なんて場面も(「忘れてください」と言っていたけれど、忘れませんよ!)。本編最後はシングルのカップリング『また明日』で締めくくった。本当に明日またこの4人に会えるのだから、うれしいことこの上ない。「また明日」。さりげないけれど、約束が本当になるのなら、とても素敵な言葉だと思った。"ザ・カスタネッツ シングル発売記念 ~パトロールツアー2005~" ザ・カスタネッツ (撮影/鈴木恵、文/輪千希美) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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