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Live Report ライブレポート 2005

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2005.6.7
"THE INDEPENDENCE DAY of GREAT ADVENTURE -ファースト・ワンマン・ライブ-"
GREAT ADVENTURE




初めてQueでGreat Adventureを見たのは2年ほど前だった。その時は、フロアは1/3くらいしかうまっていなかった。同じ会場での初ワンマン。会場の人口密度は2年前と比べ物にならなくなっていた。月日は着実に流れている。その中で人間は進化したり退化したりしているのだけれど、Great Adventureは確実に前者の方だろう。おそろいの変てこなメットにサングラスというおかしな姿で現れた3人組。打ち込みにドラム、ベース、ギターがのって歌詞は英語と、なにやら不思議な空気を醸し出している。前回観たときは「パフォーマンスも荒いけど、演奏も荒~い!」という印象だった。今でも荒さは残ってはいるが、ライヴの完成度は見違えるほど高くなっている。曲が進んでいくにつれ、メンバーの動きも大きくなるし、客もどんどんトランス状態になっていくのを見れば一目瞭然だ。演奏が荒くても、歌詞が理解できなくても引っ張られるものってあるのだ。こう書くとカッコよさげなのだが…。だが、しかし…。テルミンやらトランペットという飛び道具が登場したり、100%日本人なのに、MCというか、きれぎれに発する単語は何故か妖しげな英語だったりする。やはり摩訶不思議な部分が大きいバンドなのだ。ワンマンなのに、ライヴ開始から1時間程度で本編は終了。終わるの早っ!アンコールもさくっとやって、ベースTARUMIの謎の逆立ちパフォーマンスで初ワンマンは幕を閉じた。短かったけれど、観客は大喜びのライヴだった。次に会うときはどんな進化を遂げているのか? ライヴの時間は延びているのか? Great Adventure、この先どう化けるのか、先が読めなさすぎて余計に楽しみになる。
(撮影/西原勝哉、文/輪千希美)
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