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Live Report ライブレポート 2005

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2005.7.21
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2005 ~VERSUS SERIES~"
COIL vs 12月8日


12月8日

COIL
今夜は12月8日とCOILという世代を超えた2組の熱い戦いとなった。まず先攻は、12月8日。期待感と緊張感が高まる中、鋭いギターの音色が鳴り響いた。4人の絶妙な音のバランスが胸に迫り来るものを産み、歌声が叫び声かのように心に刺さる。このバンドが今持っている勢いに思わず圧倒された。MCではVo.キハラ氏が予備校生時代にCOILの音楽と出会った話を披露。「イメージの歌」から始まり「グッド・バイ」まで、新曲2曲を含むステージは これからの12月8日の可能性を感じさせる強い力を見せてくれた。後半、何よりも楽しそうに演奏する姿が印象的であった。そしてCOIL。かなり久しぶりのライブということもあり、会場はもう待ちきれないといった熱気で溢れていた。照明が落ちると同時に歓声があがりCOILの2人が登場。「ミサイル・カウンシル」でスタートした。自然と耳に入ってくるポップさの中に、ユーモアと職人的アレンジが効いたCOILサウンドは健在。少し長めのMCにも、2人の和やかな掛け合いに客席からは笑顔がこぼれる。2人の会話のこの心地よいゆるさも、COILのライブに欠かす事のできない要素なのだろう。アンコール2曲目では急きょ予定には無かった「天才ヴァガボンド」を披露。12月8日キハラ氏が思い出を語ったCOILのデビュー曲である。こんな嬉しいプレゼントも、今夜この2組がここCLUB Queで出会ったからこそ。客電が点いても鳴り止まない拍手が、この夜の奇跡を証明していた。
[撮影/鈴木恵、文/土田理奈]
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